生涯教育の理念

近年まで教育は子供や他人に教える、
あるいは教えられるというスタイルが主でした。

教師、親のシナリオに従って学ぶというもので、
20世紀初頭の「児童の世紀」がスローガンになった
大正自由主義教育運動では、それを旧教育と呼びました。

当時、子供の関心、自発性、創造力にシフトすることこそが、
新教育だと考えられたわけです。

最近では更に「自らデザインし、自ら学ぶ」、
「自分で学ぶ」という行為も教育の本来の姿と強調されるようになってきました。

これは、子供に限らず、成人した大人や高齢者、主婦についてもいえることで、
その意味ではユネスコのポール・ラングランが提唱した生涯教育(ただし、これは最近は、生涯学習と言い換えられることが多くなった)の
理念につながっています。

合わせて、ローマクラブ(1970年設立)の第6報告書「限界なき学習」(1980年)が出てから、

「学習は個人単位のものだけでなく、
集団や社会、国家という単位でも過去の失敗や先例から
学習するし、できるはず、国際的な民族、国家間の紛争や経済支援も互いにその原因と背景を学ぶことにより解決の方途を探ることが出来る。」

という言い方もされるようになってきました。

今日、国連やOECDなどの報告の中には、この意味で教育、
学習という単語は散見されるようになっています。

学校教育という意味とはもうひとつの別の教育の意味であるが、
これは国際理解教育(World Studies)という名前で
小中学校の教育活動に既に取り込まれています。



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